Cannoli Siciliani

僕は甘い物、菓子類にはほとんど執着しないのですが、インスタグラムで月に一回程度手作りの菓子を作って、みなさんに紹介してきました。カーニバルの菓子キャッケレ、トルタ・ミモザなど、きっとみなさん覚えているはず。料理だけじゃなくて、菓子もちゃんと作らないと腕が落ちちゃうからね。

さて先月はヴィクトリア・サンドイッチケーキを紹介しましたが、今日は僕の特製『カンノーリ・シチリアーニ』です。カンノーリはカンノーロの複数形で、シチリア菓子を象徴する名菓と言えましょう。しかしながらレシピは作り手の数ほど存在すると言われるんですが、共通する点は羊乳のリコッタなどシチリアの食材で作られ、非常にシンプルなレシピが好まれる事でしょう。もちろん現代的にアレンジされたカンノーリもありますが、やはりシンプルさがこの菓子の命でしょうね。ちなみに僕のカンノーリ生地の材料は、小麦粉、卵、砂糖、マルサラ、ラードです。そして欠かせないのが羊乳のリコッタや自家製オレンジカンディータ、ピスタチオ、チョコレートです。

カンノーリ生地は通常ステンレス製のチューブに緩めに巻き付けて、ラードまたはピーナッツオイルで香ばしく揚げますが、僕が初めてシチリア島を訪れた1980年代は、まだサトウキビの茎に巻き付けて揚げるのが主流でした。いずれにせよ、カンノーリはシンプルだけど一度食べたら忘れる事が出来ない美味しさなんですよ。どんな有名パティシエが作る高級な菓子も霞んでしまう美味しさでしょう。そして羊乳のリコッタを使っているので、健康的な菓子だと思います。By 管野滋樹 Shigeki Kanno / Opera Singer

Asperge Sauvage

すでに10日ほど前になりますが、我が家にヨーロッパから空輸されたアスペルジュ・ソヴァージュ(ワイルド・アスパラガス)が届きました。アスペルジュ・ソヴァージュは、春の終わりから初夏にかけてのほんの短い間が旬。通常のアスパラガスとは別の仲間です。日本の山菜の味わいにも近いので、日本のみなさんにも受け入れやすいと思います。ややぬめり気のある食感が特徴です。最近では東京の高級スーパーマーケットや食材店でもかなり見かけるようになりました。フランスやイタリアからフレッシュの状態で空輸されたものが多いですが、今回我が家に届いたのはイタリア、トスカーナ産です。季節の味覚、我が家のディナーは、このアスペルジュ・ソヴァージュでリゾット、または卵料理を作ってみました。
この日の我が家のディナー、プリモピアットは僕の特製『アスペルジュ・ソヴァージュのリゾット、ヴェネト風』です。旬のトスカーナ産アスペルジュ・ソヴァージュ(ワイルド・アスパラガス)を主役にしたエレガントな味わいのリゾットです。新鮮な鞘つきの状態で届いたグリーンピースや新玉ねぎも加えていますが、このリゾットはヴェネト料理の「リーズィ・エ・ビーズィ」の調理法も取り入れました。つまり新鮮なグリーンピースの鞘も利用してブロードを作ります。もちろんアスペルジュ・ソヴァージュの茹で汁も捨ててしまったりせず、ブロードとして加えましょう。こんな美味しいリゾット、きっとみんな食べた事ないだろうなあ。なんて素晴らしい!
合わせたワインは、北イタリア、ヴェネト地方トレヴィーゾ近郊にあるワイナリー、イル・コッレの『プロセッコ・ディ・コネリアーノ ヴァルドッビアーデネ ブリュット 』です。淡い麦藁色、洋梨を思わせるエレガントな香り、ピュアな果実味が特徴です。今回の様なヴェネト風リゾットはもちろん、ロブスターや牡蠣などの魚介類などとも相性抜群です。
【追記】イタリアなど地中海地域では、この他にも別の種類の野性アスパラガスがいくつかあるんですよ。ヴェネト地方の野性アスパラガスも素晴らしい味わいです。
By 管野滋樹 Shigeki kanno / Opera Singer

Summer Truffle

5月もそろそろ終わりに近づいてきました。今月初めから我が家にはイタリア、ウンブリア産のサマー・トリュフが続々と届いています。サマー・トリュフは、冬の黒トリュフや白トリュフに比べると(そして春トリュフと比べても)、その香りは弱いのですが、なんと言っても手頃なお値段が魅力。この日の我が家のディナー、メインディッシュは僕の特製『トリュフとケープ・グリム牛のカルパッチョ』です。ケープ・グリム牛は、牛の本来の餌である牧草で育てられた素晴らしい牛肉です。今回は旨味たっぷり赤身肉でカルパッチョを作りました。イタリアから空輸で東京に届いたばかりのサマー・トリュフをたっぷりとトッピング。贅沢なカルパッチョに仕上げました。牛肉のカルパッチョといえば、やはりトリュフが相性抜群ですよね。特にサマー・トリュフは手頃な値段なので、惜しみなく使いましょう。さらにスイスのハードチーズ「スプリンツ」もトッピングしました。スプリンツは、パルミジャーノ・レッジャーノよりも穏やかな味わいでサマー・トリュフと調和するので、牛カルパッチョにはスプリンツがおすすめです。ちなみにスプリンツは、スイスのパルミジャーノ・レッジャーノと例えられていて、ヨーロッパ最古のハードチーズの一つなんですよ。3年ほど熟成されたものはとても硬いので、専用のスライサーを使わなくてはならないほどです。こんな美味しい牛肉のカルパッチョ、きっとみんな食べた事ないだろうなあ👍僕はトリュフが大好きなので、フレッシュなトリュフはトスカーナの名門トリュフ商、サヴィーニ・タルトゥーフィの東京のお店で購入することが多いです。今日紹介したサマートリュフはもちろん、秋冬の黒トリュフや白トリュフ、春トリュフ(ビアンケット)などが計り売りされていて、香りを嗅ぎなから選ぶことができますよ。By 管野滋樹 Shigeki kanno / Opera Singer

Asparagi bianchi alla bassanese

そうそう、すでに先月の話になってしまいましたが、今年もフランスから東京に空輸された、旬の素晴らしいホワイトアスパラガスが届きました!4月のある日の我が家のディナー、アントレは僕の特製『ホワイトアスパラガスのバッサーノ風』です。春の味覚のホワイトアスパラガスですが、今回は空輸で届いたばかりのフランス ボルドー産を使いました。
フランスでは4月になるとこのような露地栽培のホワイトアスパラガスの旬を迎え、東京の食材店でも待ちに待ったフランスからの空輸品が売られるようになります。露地栽培のホワイトアスパラガスは格別の味ですので、見かけたらみなさんも試してみてください。
ちなみに北海道や九州などでもホワイトアスパラガスが生産されていますが、味の方はいまいちで、がっかりする事もあります。実はグリーンアスパラガスもホワイトアスパラガスも同じアスパラガスという事はみなさんもご存知だと思いますが、たとえば今日のこのボルドー産ホワイトアスパラガスは、盛り土をして、一つ一つ手仕事で土を被せ、日光に当てないようにして白くしています。大変な手間なのですが、アスパラガスは土の中にいればいるほど美味しくなるんですね。それに対して日本のホワイトアスパラガスの多くは、そのような手間はかけす、単に遮光して育てられています。手抜きホワイトアスパラガスです。
さてホワイトアスパラガスのバッサーノ風(アッラ・バッサネーゼ)は最も美味しいホワイトアスパラガス料理だと思います。これ以上美味しいホワイトアスパラガスの食べ方は、まず存在しないでしょうね(バッサーノ・デル・グラッパはイタリア、ヴェネト地方の高級ホワイトアスパラガスの産地)。作り方はとても簡単。ゆで卵はフォークで細かく潰し、極上のオリーブオイル、白ワインヴィネガー、塩、白胡椒を加えて味を整え、好みのやわらかさに茹でたホワイトアスパラガスの上にかければ完成。仕上げにイタリアンパセリと、ゆで卵丸ごと一個を添えます(最後に全体にオリーブオイルをたっぷりと回しかけます)。
ちなみにゆで卵に加えるオリーブオイルは、ゆで卵3個に対し100mlぐらいが目安です。つまりゆで卵の黄身でマヨネーズソースを作るイメージです。黄身の割合が多い方が美味しいので、適宜白身を減らすのがおすすめ。

今回使ったオリーブオイルは、リグーリア地方の生産者パオロ・カッシーニのタッジャスカ種のオリーブオイル。白ワインヴィネガーは、トレンティーノ地方のワイナリー、ポイエル・エ・サンドリのゼロ・インフィニート。これは葡萄の栽培からヴィネガーの醸造まで、農薬や添加物などは一切使っていないという、こだわりのヴィネガー。こんな美味しいホワイトアスパラガスのバッサネーゼ、きっとみんな食べた事ないだろうなあ👍
By 管野滋樹
Shigeki Kanno / Opera Singer

Osechi 2021

Happy New Year!
あけましておめでとう。
2021年、新年の我が家の朝食は、僕の特製『お雑煮、伝統的なおせち』でお祝いです。毎年僕のおせちは、ふんだんな魚介類と野菜を中心に、煮しめや栗きんとん、田作り、黒豆など手作りしていますが、今回はコロナの影響で築地などの市場には出かけず、かなり種類をしぼった伝統的、シンプルなおせち三品にしました。三品とは、伊達巻、黒豆、煮しめ(たけのこ、れんこん、生麩、ごぼう、にんじん)です。あえて重箱は使いませんでしたが、エレガントな出来になったと思います。毎年素晴らしい和食器、漆器におせちを紹介していましたが、今年は普段着的なおせちね。ちなみにおせちにローストビーフなどの肉類を使うのは優雅ではないので、僕は必ず野菜と魚介類です。

僕の雑煮も毎年魚介類中心の具材でしたが、今年は関東風の素朴な雑煮にしました。

僕の特製『田作り(ごまめ)』です。田作りは、おせちには欠かせない一品(祝い肴)ですが、松の内のアペリティフのお供にも最適です。僕の田作りは、厳選した小ぶりのカタクチイワシを丁寧に炒る事から始まります。砂糖は使わずラ・フェルム・マルティネットのメープルシロップを使って軽やかな甘さに仕上げているのが自慢(ピックボアの稀少な最高級メープルシロップはさらにおすすめです)。自然な優しい甘さ、香ばしさ、心地よいほろ苦さが調和した絶品の田作りね。トッピングはソレント産の胡桃です。この胡桃も素晴らしい仕事をしてくれるんですよ。こんな美味しい田作り、きっとみんな食べた事ないだろうなあ!まさに大人の味!!田作りはもちろん、新年の祝膳に合わせるお酒はやはり日本酒が最高にエレガントでしょう。ちなみに元日の祝杯は我が家では屠蘇です。三ヶ日が過ぎたあたりから僕はシャンパーニュやスプマンテ、ワインを飲みます。新年早々シャンパーニュでは優雅な和の雰囲気がぶち壊しですからね。
【追記】1月7日の朝には、七草粥を作りました。僕の Instagram をご覧ください。

By 管野滋樹
Shigeki Kanno / Opera Singer

Twill Pattern Tablemat

6月のイギリスは、1年の中で最も過ごしやすく快適なんですよ〜。そんなイングランドの美しい田舎から、今年も素敵な水草のテーブルマットが届きました。こちらがそのイギリスの水草で編まれたプレイスマット(40cm×30cm)です。新たに我が家のテーブルウェアとして仲間入りしました(とても気に入ってるので毎年増え続けています)。イングランド東部ベッドフォードシャー、ベッドフォード近郊にアトリエを持つイギリスの女性アーティストの手によるものです。ベッドフォードの地名の由来は、川の交わる所 Beda’s ford を意味するそうで、実際この辺りは豊かに水草(ガマなど)が生い茂る美しい川が流れているんですよ。僕が10年前から愛用している同じアーティストによるパンかごやスパイラルかごは、時間の経過と共に美しい黄金色に変化してきましたが、届いたばかりのこのプレースマットはまだ緑がしたたるような若々しいグリーンも目立ちます(パンかごたちも始めはこんなグリーンだったんですよ)。すべての色あいは、干した水草の天然の色。さらに10年20年と使っていくとますます美しい黄金色に変化するはずなのでとても楽しみです。一つ一つ手作りなのはもちろんなのですが、川の水草を刈り取るところから始まりさらにそれを乾燥させるという、完成までとても時間のかかる作業なんだそうです。久しぶりにヘアカットしてもらいました。カットする前はかなり天然パーマ状態でくるくるとしたヘアスタイルでしたが、とても短くなりました。僕の担当スタイリストの哲平さんによると、もっと短くカットしても良いそうです。いかが〜?!
さて、今日はビゼーのオペラ LES PECHEURS DE PERLES をレッスンしています。このようなフランス・オペラを熟知している人は、日本では皆無に近いですよ。みんなしっかり勉強しましょうね!

By 管野滋樹
Shigeki Kanno / Opera Singer

Georgian Wine

新型コロナウイルス、やはり感染力はすさまじい!ものすごい勢いで日本中、世界中に感染拡大していて恐ろしいですね。僕は旅行はもちろん外食、ジムでのトレーニングなどは当分止めます。とくに飲食店での食事は感染のリスクがとても高まるのですよ(食事が提供される催しも危険だね)!イタリア、ロンバルディア州では感染拡大防止策の一つで、飲食店は18:00に閉店する命令が。ミラノ・スカラ座は3月8日まですべて公演中止となり、イタリアの対応の速さには驚きました!さて先週末の我が家のディナーから、アントレは僕の特製『殻付き牡蠣の盛り合わせ』です。三陸地方(舞根湾)の見事な牡蠣です。このあたりの海域は日本で一二を争うほどのきれいな海で、牡蠣の養殖が盛んです。ところでみんなは殻付きの牡蠣を上手に剥くことできますか?僕は牡蠣が大好きで、パリに住んでた時も殻付き牡蠣を1ダース2ダースと買ってきては自宅で手早く上手にに剥いていたので、かなりの年季が入っているんです。ブラーヴォなエカイエね。みんなもコツをつかめば簡単に剥けるので、ぜひ挑戦してみてください。剥きたての牡蠣は格別に美味しいですよ。そして牡蠣はやはり生に限ると思います。合わせたワインはブルゴーニュの白、ドメーヌ フェヴレの「リュリー / レ・ヴィルランジュ 2015」です。なんて素晴らしい!さて今週、我が家にはジョージアの素晴らしいワインも届いています。ジョージアは数年前まで日本ではグルジアと呼ばれていましたが、黒海の東岸、コーカサス山脈南に位置する国です。ワイン発祥の国としても知られています。ジョージアでは収穫した葡萄をクヴェヴリという巨大な甕に放り込み、地中で発酵させる方法で古来よりワインにしていました。今日紹介するワインは、ジョージアの伝統的なワイン造りを復活させリーダー的存在である、ジョン・ワーデマンさんの「フェザンツ・ティアーズ」と名付けられたワイナリーから、『ルカツィテリ2012』です。ルカツィテリはジョージアの数ある土着葡萄品種の一つ。カヘティ地方で栽培された葡萄を使っています。琥珀色またはオレンジ色の輝き、アプリコットやくるみの香り、辛口でワイルド、生命力に溢れ複雑な味わい、でもあくまで主張しすぎず食事に寄り添ってくれるエレガントなワインです。いつも僕たちが親しんでるヨーロッパの白ワインとは全く異なる味わいね。なんて素晴らしい!
ちなみにジョージアの人たちは、美声の持ち主が多く、優れた世界的オペラ歌手も輩出しています。首都トビリシにはオペラハウスもあるんですよ!

僕の特製『ちらし寿司』です。昨日はひな祭りだったので、華やかなちらし寿司を作ってみました。具材は椎茸やにんじんや油揚げなどを甘辛く煮含めたもの、芝えびで作った海老そぼろ、れんこんの甘酢漬け、焼き穴子など全部で10種類。2日前から少しずつ作って準備しておきました。なんて素晴らしい!こんな美味しいひな祭りのちらし寿司、きっとみんな食べた事ないだろうなあ。

By 管野滋樹
Shigeki Kanno / Opera Singer

La Grand-Place / Bruxelles

Happy New Year! あけましておめでとう。僕は年賀状は書かないので、年賀状の代わりとして新年の挨拶を送ります。2020年最初のブログは昨年11月下旬にベルギーのブリュッセルで撮影した写真を紹介しましょう。グランプラス(大広場)にて。ブリュッセルの秋もそろそろ終わりに近づいている感じでしたが、この日は快晴の素晴らしい一日でした。こんな良い天気は久しぶりだったみたいですよ。ちなみにブリュッセルには、パリ北駅からベルギーの高速列車 Thalys タリスを利用しました(車内はこんな感じです)。ただし高速列車といってもよく遅れます。この日も大幅に遅れて、ブリュッセル・ミディ駅には定刻より90分遅れての到着でした。

By 管野滋樹
Shigeki Kanno / Opera Singer

Aux Champs-Elysées

11月24日 日曜日。今シーズンのパリ、シャンゼリゼ通りのイルミネーションが始まり、僕はその点灯セレモニーに出かけてきました。点灯セレモニーはカウントダウン形式で18:00ごろから始まるのですが、だいたいみなさん17:00過ぎ頃にシャンゼリゼ通りに集まり始め待機しています。ミュージシャンや著名人も集まってきて、カウントダウンまで音楽を聴いたりインタビューされたり各自それぞれの過ごし方を楽しんでいるので、全く退屈することはありません。そして18:00頃にはシャンゼリゼ通りは人々でびっしりと埋め尽くされます。
Aux Champs-Elysées,
Au soleil, sous la pluie, à midi ou à minuit,
Il y a tout ce que vous voulez aux Champs-Elysées♪



実際のカウントダウンが始まったのは18:30を過ぎたあたりで、フランス語で5 4 3 2 1とカウントダウンされると紙吹雪がシャンゼリゼ通りから凱旋門へ華やかに舞い上がってゆき、イルミネーションが点灯されました。点灯セレモニーの様子は動画で撮影してYOUTUBEにアップロードしましたのでぜひご覧くださいね。
Inauguration des illuminations su les Champs-Élysées🎄24 nov 2019
シャンゼリゼ通りを埋め尽くしたすべての人々が至福のひと時を共有。世界一シックな都会パリのイルミネーション、なんて素晴らしい!みんな幸せそうでしょ?!

By 管野滋樹
Shigeki Kanno / Opera Singer

Restaurant Le Sot l’Y Laisse / Paris

先月下旬の出来事ですが、パリの11区にあるレストラン Le Sot l’Y Laisse でフランス料理を堪能しました。この日お店は地元のフランス人たちでほぼ満席!早速、僕が注文した料理を紹介しますね。まずアントレは「マグレ鴨と季節の野菜のオレンジ風味マリネ」、そしてメインは「テート・ド・ヴォー(仔牛の頭)のポワレ、粒マスタードソース」、そしてパリの有名チーズ専門店「キャトルオム」からの3種のチーズ盛り合わせ、デセールはクレームカラメル季節の果物とマスカルポーネ添え、エスプレッソです。シンプルな料理ですが、どれも素晴らしく美味しい!心の底からああなんて美味しい、と思ったフランス料理は久しぶりです。ワインのセレクション、サービスも大満足。早速3日後のディナーも予約しました。ディナーのお料理は、僕のInstagramに紹介しているので、ぜひご覧くださいね。

By 管野滋樹
Shigeki Kanno / Opera Singer