17/03/2008
今、僕の自宅のそばでは、早咲きのサクラの一種、オオカンザクラが満開を迎えています。
今朝の東京の最低気温は11℃と、平年よりかなり暖かかったせいもあり、歩道の上には、
すでにたくさんの花びらが落ちていました。
ソメイヨシノは花びらが一枚一枚、ハラハラと散りますが、このオオカンザクラは花ごとポテっと
落ちてくるんですよ。
子供達は落ちてくる花を楽しそうに集めていたので、僕もポケットに入れて家に持ち帰って、
テーブルの上に広げて飾ってみました。透明感があって、とてもきれいでしょ!
さて、春本番を迎えて、我が家には各地から春の味覚が届いています。
今日は、島根県隠岐から届いた岩牡蠣(いわがき)をいただきました。“清海”というブランド牡蠣だそうです。
岩ガキは、秋から冬に最盛期を迎えるお馴染みの真ガキとは別の種類で、春から初夏にかけて旬となり、
別名、夏牡蠣とも呼ばれています
大きいものでは1kgぐらいまで成長する大型の牡蠣ですが、旨み成分に富んでいて、牡蠣の王様という人も
いるくらいです。
特に隠岐の海は、日本でも有数の美しい海なので、隠岐の岩ガキの味は格別ですよ~。
ご覧のように、メインディッシュ用のお皿に盛って丁度良いくらいなので、その大きさ具合がおわかりになると思います。
一個でも十分食べ応えがありました。

隠岐は島根半島沖、約50Kmにあります。
By 管野滋樹 →
プロフィール Shigeki Kanno/Opera Singer

14/03/2008
先日、僕が教えている声楽の生徒さんから、神戸・樽五の「いかなごのくぎ煮」をいただきました。
僕の大好物です!!
いかなごは、明石や淡路の海で獲れる春を告げる魚で、いかなごのくぎ煮はこの地方の
名産品ですが、僕の住んでいる東京では、意外にもあまり馴染みが無い人も多いように思います。
軽やかな生姜の風味が特徴ですが、樽五のくぎ煮には隠し味に梅酢も使われているようなので、
とても爽やかな風味に仕上がっていると思います。
さてこのくぎ煮、僕は熟成したピノ・ノワールのワインをお供に味わうのがお気に入りですが、
今日は、くぎ煮を具材にした古典的な僕の特製おにぎりを紹介します。
↑おにぎりを作るのは久しぶりでした。
お米の炊き方はもちろん握り加減など美味しいおにぎりを作るのは難しいといわれていますが、
僕のおにぎりは絶品ですよ~。
今日は伝統的といいましょうか、ちょっと大きめに握りました。それから僕は海苔が大好きなので
おにぎり全体に巻くスタイルが好みです。
お米は今では幻のお米となりつつある、「ササニシキ」を使いました。
宮城県栗駒市一迫町で栽培されたものですが、ここは特に美味しいお米の産地で、
古くは伊達藩の御用米献上地区だったようです。
ササニシキは栽培が非常に難しいのですが、炊きたてはもちろん、冷めてもとても美味しいお米なので、
おにぎりやお弁当にとても向いています。
ササニシキはコシヒカリほどの粘りはありませんが、優しい香りと、甘さが素晴しいので、
一口味わった時から、懐かしいほっとするような感がします。ずっと栽培していってほしい品種ですね。
↓You Tubeの「おにぎり」ビデオ、みんな知ってた?
♪電気炊飯器で炊いたお米では満足できない方、土鍋の美味しいご飯はいかがですか‥?
和平フレイズ ほんわかふぇ 炊飯土鍋 (二重蓋) 3合炊 HR-8382 ←クリックAmazonで詳しく見る

By 管野滋樹 ←プロフィール
Shigeki Kanno/Opera Singer
10/03/2008
↑若き日のジュゼッペ・ディ・ステーファノ
イタリアの往年の大テノール、ジュゼッペ・ディ・ステーファノが、3月3日ミラノの自宅で息を引きとって、
今日で一週間、日本で言うところの初七日を迎えました。
2004年、ケニアの彼の別荘で強盗に襲撃され、その後ミラノに移送、意識不明のまま3年以上
昏睡状態が続いていた中での彼の最期は、全盛期の彼の華やかなオペラ公演のイメージからは、
あまりにもかけ離れた終幕といえましょう。
僕がディ・ステーファノにお会いしたのは、後にも先にも1989年、ミラノのナイト・クラブで、彼のこれまでの
輝かしいキャリアを振り返るトークイベントにおいての一回だけですが、このときの印象は強烈で、
今も昨日の事の様に覚えています。
このイベントは20人程度のオペラ関係者の為に企画された内輪の会だったのですが、
開始時間ぎりぎりまで会場の準備に手こずっていたようで、僕が到着した時にやっと出来上がった状態でした。
スタッフの方々が、ディ・ステーファノが登場する前に準備が間に合ったので、ホッとしていたその時、
葉巻をくわえながら悠々とマエストロが登場!
でも、彼にはこの会場のセッティングが気に入らなかったらしく、舞台にあったテーブルや椅子の位置が
良くないから下ろせとか、右だ左だとか言ってすべて彼の満足するようにやり直し。
でも結局彼は、やっぱり最初にスタッフ達がセッティングしていた位置がいいと言って、
またすべて元どおりにやり直して、一件落着。
葉巻をくわえて仕切ってる様は、映画「ゴッドファーザー」さながらの迫力でした(僕もこうなりたいな~)。
↑1966年、サン・レモ音楽祭に出演したディ・ステファノ
彼のオペラ歌手としての魅力は、なんといっても開放的な音色のユニークな美声と天才的な歌いまわし&音楽性です。
同時代のテノール歌手の中でも、特に言葉を大切に歌っているので、オペラ歌手なのに軽音楽を歌った時でも、
違和感を与えません。
彼がしばしば言っていた「美しいで声で音符を歌っているだけの歌手がほとんどだけど、歌詞の言葉を聴かせられる
歌手は少ない。それはオペラでもリートでも、軽音楽でもおなじ。つまり、上手い歌を歌える歌手は多いけど、
いい歌を歌える歌手は少ないということだね‥」という言葉を思い出します。彼はキャリアの後半、オペラ公演より楽な、
軽音楽のジャンルに進出して、オペラファン達から非難された時期がありましたが、彼にとっては、
音楽のジャンルの違いは、あまり問題ではなかったのかもしてません。
↑我が家のアーカイブに保存している、1989年ミラノでディ・ステーファノからもらった彼のポートレート写真と、
自筆のサインつきメッセージ。
↑Di Stefano sings "La donna e' mobile"
By 管野滋樹 →プロフィール
Shigeki Kanno/Opera Singer

02/03/2008
DVD
カラヤン / クルーゾー 指揮の芸術5 ジュゼッペ・ヴェルディ レクイエム ←クリックAmazonで詳しく見る

今年は20世紀のカリスマ的指揮者、ヘルベルト・フォン・カラヤンの生誕100年を迎え、
来月4月5日の彼の誕生日が近づくにつれて、これまで未発表のカラヤン最晩年のCDやDVDの
発売の他にも、続々と彼の記念イベントが開催されるようです。
今日はその一つ、カラヤンの誕生日4月5日(土)から11日(金)まで、
サントリーホールで開催される、「カラヤン生誕100年記念フィルム・フェスティバル」をピックアップしました。
フェスティバルの内容は、カラヤンとフランスの映画監督アンリ・ジョルジュ・クルーゾーのコラボによる、
映像作品の数々。
フレーニ&ドミンゴの豪華なコンビによる「マダム・バタフライ」や、若き日(トレードマークの髭が無い頃)の
パヴァロッティの輝かしいソロによるヴェルディ「レクイエム」、リハーサルシーンつきのベートーヴェンの
交響曲第5番などが一挙に上映されます。
これらの傑作フィルムは、これまで世界中で数え切れないほど上映され(もちろんDVDで鑑賞された方も含め)
多くの音楽ファンに愛されてきたましたが、これらの作品は単なるコンサートやオペラの記録フィルムではなく、
巨匠カラヤンが思い描いていた、彼独自の映像と音楽の融合に成功した、とてもユニークな音楽フィルムです。
これまで何度となくご覧になったことがある方も、カラヤン・イヤーの今年、サントリーホールのエレガントな
音楽サロン「ブルーローズ」で、1960年代の全盛期のカラヤンの音楽に浸ってみてはいかがでしょう。
ちなみに僕は、プライス/コッソット/パヴァロッティ/ギャウロフの豪華歌手陣を配し、スカラ座のオーケストラ
合唱を指揮した、ヴェルディの「レクイエム」を観に行こうと思っています。
By 管野滋樹 →プロフィール
Shigeki Kanno/Opera Singer
